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まひろの母さんは俺との付き合いに関しては寛容で、反対されたりすることは…ない。
ただ1つだけ…『これだけは守って』と約束させられた事があるけど。
それは俺がきちんとすればいい話で、決して難しいことじゃない。
俺とまひろにとって、大事なこと。
特に、まひろにとっては。
だから俺はその約束だけは必ず守ると誓っている。
本音を言えば、直ぐにでも結婚したい。
出来るだけ早い方がいい。
ただ、現実問題として、それは無理な話だ。
俺はいいとしても、まひろには家族の事情もあるし…。
少し体が弱い母親は離婚しているし、高校生の双子の弟や小学生の妹もいる。
だからせめて、弟たちが高校を卒業するまでは難しいのではないかと推測しているところだ。
だからこそ、この旅行は2人きりの貴重な時間なんだ。
これからは、会社でもずっと一緒にいられなくなってしまったし。
休みが明けたら、離ればなれなんだ。
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