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それを聞いて、私は、この暗号文は、タヌキ親父と呼ばれる柏田克也が、考えたモノではないことを気づかされた。この女子高生が考えた暗号文と、柏田克也が残した暗号文が、少しリンクしている感じがしてきたからだ。それがどうしてかは、わからないけど。
「ありがとう」
私は、話をしてくれた女子高生二人にお礼を言って、その場を離れた。
三
次に私が訪れたのは、柏田克也が良く通ってたと言っている、幼なじみが経営している店にやってきた。三〇年前の事件についても、知りたかったから、ここに来た。それが今回の目的。
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