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「毎日、朝方近くまで仕事をして、昼間は、弁当屋でバイトしました。なぜ、そんなに働いているかというと、それは息子さんのためでもあるのです」
三島由香の友達の夫は、二年前に他界。その日から二人で、のんびりと暮らしていたという。
「私は、子守のために、あのアパートに引っ越してきたのです。でも、引っ越してきた早々に、あんなことが起こるなんて、私ってついてないですよね?」
彼女はそういいながら、コーヒーを一口飲んだ。
「それで、友達にはそのこと、相談したの?」
私は、思っていることをはっきりと、三島由香に伝えた。すると、三島由香は、首を横に振って答えた。
「友達には言っていません。心配させたくなかったので」
三島由香が答える口が、もの悲しくて、なんとかそのことを突き止めてあげたいという気持ちに、次第になっていった。
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