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「そうでもないですよ。みんな、互いの監視せずに、今まで住んできました」
三島由香はそういうと、ポケットの中から、部屋の鍵らしきモノを取り出した。
「私たちの部屋は、ここです」
といって、角部屋を指差した。ここが、三島由香たちが住む部屋だという。
「部屋は散らかってますけど、どうぞ」
彼女に言われて入ってみるけど、さほど、散らかったような感触はなかった。ただいえることは、家具が少ないというだけで、さほど散らかったといえるような代物ではないということだ。
「ここで三人で住むには、ちょっと狭いよね?」
彼女にして見れば、何でもないような感じもしてくるけど、一応、そこだけは聞いてみることにした。
「私と友達は、ほとんど一緒にいないことが多いから、それはそれで、大丈夫だと思いますけど」
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