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朝日が笑う。
「僕のことを永遠に忘れなんてさせないよ。
ミサキが忘れたら、僕は何度だって君のなかで笑い続けてあげるよ。
かはは。かはははっ!
かはははははッ!
ミサキが死ぬまで、何百回でも、君は思い出す。僕は蘇る。僕が望んでいようがいまいが、君は僕を思い出す。誰に願われようと、願われなかろうと、君は僕の存在を思い出す。その瞬間、僕の人類愛は、君に人類の素晴らしさを語らん!」
私は意味が分からない。
道化めいた朝日の身振り手振り。
「人類に光あれ! これが僕の唯一の願いだよ。ミサキ」
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