1 私の頭は遥かな朝日の夢を見る

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 朝日が笑う。 「僕のことを永遠に忘れなんてさせないよ。  ミサキが忘れたら、僕は何度だって君のなかで笑い続けてあげるよ。  かはは。かはははっ!  かはははははッ!  ミサキが死ぬまで、何百回でも、君は思い出す。僕は蘇る。僕が望んでいようがいまいが、君は僕を思い出す。誰に願われようと、願われなかろうと、君は僕の存在を思い出す。その瞬間、僕の人類愛は、君に人類の素晴らしさを語らん!」  私は意味が分からない。  道化めいた朝日の身振り手振り。 「人類に光あれ! これが僕の唯一の願いだよ。ミサキ」
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