2 ミス・リスカと変態糞眼鏡、多汗症のシェヘラザード

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「死に損ないの子ども体型が。死体の処置を気にしてどうするんだ」 「死体損壊罪」 「生憎、死体愛好の趣味はない。ここは秋海堂医院の病室。今は七時だ。ミサキのせいで俺の塾はサボりになった。いつもの通りだな。何もかも」  ずい、とベットに膝を乗せて近寄る麒麟。  だから顔が近い。鼻息が近い。こっちに来るな。 「何」 「顔色、大丈夫か? 顔面蒼白になるほど、小さい自覚あったのか?」  おい。心配の仕方が人間の屑だぞ。  それが年頃の女子を相手にする男子の発言かよ。 「Cだぞ舐めんな。長身クソ眼鏡」  生理時のみ、とは言うまい。 「幼馴染みのよしみで毎度のこと、うちの貴重な個室ベットを特別待遇で貸してやってる訳だが、その件に関して、思うところはないのか?」 「財布は野口一人しかいない。イケメンクソ眼鏡」  接近する白衣の学ラン。逃げる私。
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