第1章

2/6
前へ
/6ページ
次へ
目の前には悲惨な光景が広がっていた。 たくさんの血。 たくさんの人。 たくさんの血なまぐさい鉄の匂い。 あぁ。顔を手を覆いたくなるような信じがたい光景を目にしてもなお、彼らはコロシアイを続ける。 「さぁ。はじめよう。生きるか死ぬかの運命のゲームを」 耳障りな声が聞こえる。 耳を塞ぎたくても片手しか空いてない。 もうひとつの片手は手錠でくくられている。 手錠がくくられてる相手は男の人。 横目でチラリとみるとその人も私とおなじ不安そうな恐怖に恐れた顔をしている。 「タイムリミットは24時間。」 あぁ。これから私の悪夢の24時間がはじまる。
/6ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加