一章
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「一応言っとくけど、谷ちゃんドス黒いから。さっきもあなたが気絶してる間に能機って能力指数の検査機にかけてたのよ」 「あら、意識がある時に変な機械を使われるより、無い時に使ってた方が負担は少ないでしょ?」 さらっと笑顔でえげつない事を言ってのけた谷風春奈に俺は前言を全力で撤回する。なんだそのマッドサイエンティスト属性は…… 「そういえば連れてくる前にまこちゃんから――」 「あ! ちょっと!」
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