第1章 怪しすぎる登場人物 パートI編

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『苦労人&伝説のモテ男   蔵元祐征 』 くらもと ゆうせい まだ、Iを読みかけの方は、ネタバレになるかもしれないので、以下は、後でお読みになることをオススメいたしますが、 始めは悪役だったけれど段々人間性を取り戻していった代表格キャラです。 このグループにはあまり見掛けないオニイキャラ、 茶髪、ホスト系の趣き、その見かけとはちょっと違った人なつっこさと懐の大きさは、小さな頃からの苦労が育んだ彼の強みになります。 やや、最初は尖り気味でしたが、 気のいい仲間たちのおかげさまで、 どんどんと丸くなり、 今ではすっかりメンバー内の 人格者になりました(笑)。 諸事情により、剣持建設の会長の私生児として生まれ、 幼い頃から病気がちな母親を気遣い、施設で過ごし、高校生になりようやく母と暮らせても母の病気は悪化、 朝から晩までバイトをしながら壮絶な苦労をしているとき、 今まで存在を知らなかった父からコンタクトがあり、母の病気の為に援助する代わりに、剣持の言いなりになることに。 始めは剣持のスパイとして、会社に潜入、 持ち前の人柄で沢山の人の心をつかみ、 会社一のモテ男伝説が、あちこちで 聞かれるようになります。 秘書課長までトントンと出世しましたが、 そこで同僚に便利に遣われているカゲヤマに心を強く掴まれます。 元々はカゲヤマの上司で、 同僚や先輩にいびられながらも文句を言わず頑張る彼女のことに、いつも働き詰めだった母親の姿を重ねたため、 ついかばったり、 彼女に対する過干渉が周りの嫉妬を煽り、 裏目に出てしまう結果となりました。 蔵元がカゲヤマを本当に大切に思ってくれていること、温かな人柄、蔵元の厳しい過去や諸事情で致し方なく剣持に加担するしかないことに気づいて助けた矢島に深い感謝を感じ、 矢島やみんなの為に自分の持てる力を注ぎ続けることを誓い、敵から最大な味方に転じます。 現在は剣持建設とトーゴーコーポレーションとの業務提携という手を取り合う為や、 育った施設の子ども達が立派に社会に出れるようにサポートする、沢山の架け橋を作りました。 現在は人財育成という大切な役割を担いつつ、 その間に可愛い彼女も出来ました(笑)。 沢山の人々に愛され、皆から幸せを願われるナイスオニイです。
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