1人が本棚に入れています
本棚に追加
/5ページ
夢のお告げ
教室の戸を開けると、そこには、漆黒の闇が広がっていた。
眼を慣らすため、私は眼を瞑った。
5秒ほどじっとして、何も見えない世界にいた。
眼を開けた。
もうそこは漆黒ではなかった。
薄っすらとだが、どこに何があるのかはわかった。
まずは、教室の前にある掲示板を見て回った。
目的とするものはないようだ。
黒板の回りも上下左右、見落としがないように探した。
この辺りには物が少なかったので、ないだろう。
先に進み、掲示板があったので見て回った。
気になるものは何もない。
教室の後ろに移動する。
外の景色を見ると、街灯が3箇所あり、その光が全てだった。
後ろの一面を見る限り、見える範囲で気になるものはなかった。
その面には四段の棚がある。
くまなく探したが、中にモノは入っていなかった。
そして、ゆっくりと歩き出し、床を見て回ることにした。
何か落ちていないか確認するためだ。
一周したところで、廊下側の窓を見てみた。
なにもない。
次は天井をまた教室を一周しながら見た。
特に気になるものはなかった。
最初のコメントを投稿しよう!