13人が本棚に入れています
本棚に追加
二人は一瞬固まったと思ったらすぐに座っていたベンチから立ち上がった。
「今すぐ工業区に行くぞ」
雅の言葉に叶は乾いた笑いをしながら答えた。
「あはは、もう遅いっぽい」
直後コロニーの中にジンが数機侵入してきた。その光景を見て二人は遅かった!と思いながらも近くの森に向かって走った。
「よしここなら誰にも見られないから創るぞモビルスーツを」
「あぁ初めてのモビルスーツは…ジムでいいか」
そう雅が言うと目の前に赤と白のモビルスーツ「ジム」が膝をついた状態で現れた。
「ほんとにジムだ…なら俺はザクⅠ初期生産型で」
叶もジオン初、いや史上初のモビルスーツとも言われる「ザクⅠ」を作り出した。
二人は早速コックピットに乗り込むとはじめから知っていたかのようにモビルスーツを起動させた。
「ん?なんか紙があるぞ、何々
『いきなりモビルスーツが出てきて興奮しているときにすまんが創れてるのは5機だけだ。あとは改造ということで各自自分達でやってくれ。改造用に間改造アルビオンを後で支給するから by神』」
「………やっぱり、簡単に創れるとかそんなんじゃなかったか………嘘だと言ってよ、かーみー」
二人揃って神が置いていた手紙を見て落ち込んでいた。
最初のコメントを投稿しよう!