ぼくらのミライ

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教室の戸を開けたら、そこには タイムマシンが、あった。 「う、そ、だろ……」 決して諦めたわけではなかった。 夕方、西日の強い教室 逆光になっていても 机が前後に避けられて、中央にデカデカと居座るその丸いフォルム 懐かしいと感じるほど久しぶりに目にしたというのに タイムマシン それ以外にはあり得なかった。 「嘘じゃねーって。」 誰もいないと思っていたのに、タイムマシンのまん丸いボディの影から男がヒョコッと顔を出した。 「やまだ……」
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