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「あの・・・でんせつの部屋とは何なのですか?」
「何とは・・・そのままの呼び方ですよ。さあ、早く行かないともう時間になりますよ。」
須藤は時計を確認すると篠原の腕を引っ張って神田の横をすり抜けてすぐ後ろのドアを開ける。
「あ、それと・・・」
ガチャリとすぐ後ろのドアの開く音が聞こえた。
「そちらで起こった問題は絶対に表には持って来ないでくださいね。私表の達には一切関係ないことですので。」
神田が振り向くよりも先にドアの中に吸い寄せられるように須藤と篠原の姿はドアの中へと消えて行った。
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