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「大輝、やっとゆっくり二人きりになれたね」
「うん。寧々ちゃん……」
「なぁに?」
「キスだけなら今、してもいい?」
そんな大輝に手を使って、お湯鉄砲攻撃で、「ダメ」と返しちゃう。
「耐えます……」
「嘘だもん。でも、」
上目づかいで、じっと大輝を見る。
「大輝ってば、あんな年下の可愛いコに好かれてちょっとは鼻の下のばしちゃった……?」
「まさか。俺の〝花”は寧々ちゃんだけだよ」
それから私達は、のぼせそうな位の熱い熱いキスをかわした。
「寧々ちゃん―…やっぱり今度、改めて二人で旅行……」
「んっ―…有給調整……しないとね」
今回は社員旅行だけど、次は二人きりの旅行で、もっともっとラブラブな時間を過ごそうね。
二人の愛になら、のぼせてもいいでしょう?
今夜、もっとのぼせたい【完】
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