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「浩輔くんも、賛成してくれるわよね?」
彩姫さんが浩輔さんがジッと見た
「・・・まぁ、仕方ないか」
浩輔さんが諦めたように、ため息を吐いた
・・・ということがあり、冒頭のような会話がなされたのだ
「心月ちゃんはどうかな?」
彩姫さんが私は期待の眼差しで見た
「・・・ごめんなさい。お断りさせてもらいます」
私は頭を下げて、キッパリ断った
「人と関わるの・・苦手なんです。出来るだけ1人で行動していたいんです。
声をかけてくれていただいたのに、すみません」
私はそう言って立ち上がった
「本当にそろそろ帰らないといけないので、失礼します」
みんなの方に向けて、再び頭を下げて歩き出した
「心月ちゃん待って!」
彩姫さんが私の腕を掴んだ
「触らないで!」
私は、また心を読んでしまうのではという恐怖でその手を振り払った
その瞬間、シンッと静まった
「あ・・・す、すみません」
私は慌てて謝り、店を飛び出した
最悪だ・・・あんなに優しくしてくれた人に
何で私は・・こんな力をもって生まれてきたんだろう
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