第1章

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あー、つかれた。 電車まで走れば乗り遅れるわ、目の前で自転車事故が起こり巻き込まれるわ、隣を走っていった泥棒と間違われて警察に止められるわ、急いだのに門に入ればチャイムが鳴るわ。 つかれたわー。 まだ1限目は始まってないよな?これで始まってたらまた降りて生徒指導室行かなきゃいけんのよ。 それでからまた、四階まで上がるとかいやだー。 よし、ドアを開けてー ……ん?あれなに?私の席になにか見えるんだけど。 え?花?なんでひまわり?ひまわりなの? わー、本当に太陽の方向いてるーすごーい。 え?どうしたらいいの?席まで行けばいいの? 誰も私の方向かないまま、席にたどり着く。 たどり着いたけど、机も椅子も水浸しだよ?座れないよ? ん?机の中に……。 [さっさと起きろ] え? 「起きろー!遅刻するぞー!!」 「ひゃいっ!?」
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