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「――いた」
その会場のド真ん中だ。
「おっと……!」
いかにも社長とおぼしき
派手な身なりの男の隣に
和樹はまだ半裸の状態で座っていた。
「早く!早く着せろっ……!」
ぼんやりと熟れた身体を投げ出す彼に
社長に命じられた取り巻きの女の子たちが
慌てて服を着せてやっている。
「ふん、我を失くした男娼もどきにはうってつけの場所じゃないか」
皮肉まじり吐き捨てるも
やっぱり我慢ならなかったんだ。
天宮征司は思い切り良く酒盛りのテーブルを蹴飛ばした。
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