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ふふふ、その順応性良いね。君を見込んで良かったよ……本当に」
「で、俺をどうするつもり?」
「んふふ、潔いね」
「お前は完全に俺より格上だ、だから俺に決定権はない、逃げようにもここが何処かも分からないしな」
「殺すなり焼くなり好きにしろ」
とその場にバンっと倒れる。
俺の命もここまでか……と生きることを諦めた時
に少年は言った、とても良い笑顔で
「なら、僕の世界においでよ」
「は?」
「だから僕の作った世界においでよ、ここで生きるよりは楽しいと思うよ」
「…………まぁ、そんな世界あるなら確かに行ってみたいかもな」
「よし、決定、一命様ご案内」
少年の言葉と同時に意識が朧になっていく。
目の前がボヤケ始めてそして暗転する。
こうしてこの日一人の名前のない殺人鬼は地球から姿を消した。
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