第1章

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2目を覚ますと目の前に広がるのは大きな木と青い空だった。 そこはどこかの森の開けた場所だった。 俺はそのまま倒れた状態を続ける。 現状を把握するまで…… 【ここはどこだ?】 知らない、どこかの森の中 【なんでここにいる?】 俺の記憶が正しければ狂ってなければ神を名乗る変な少年のせいでここに飛ばされた可能性が高い。 【今何時だ?】 空は青く太陽の位置からしてまだ昼前か? 【周りに危険は無いか】 森からは小鳥のさえずる音や木々が擦れる音が聞こえる。 周りの気配を探るが人はいなさそうだ。 その代わりに幾つかの獣の気配がする。 ここからは早く離れたほうが良さそうだ。 よし、現状把握完了。 よっと勢いをつけ起き上がる。 頭を掻きながらどこに進むか迷い視線を漂わせる。 「とりあえずこっち行ってみるか」 と適当な方向に向かって突き進む。 ☆ 何分歩いても眼前に広がるは同じ景色だ。 どこを歩いても木、木、木、木、木 木しかないのかここはー!! 「森だから当たり前だよ……」 と呆れ気味の先ほど聞いたばかりの声が聞こえた いつからいたのか先程の少年が背後の空中にプカプカと重力を無視して浮いていた。
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