第1章

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女神様のお陰でどうにか10分前に到着。 南無阿弥陀仏ありがたや。 想像以上に大きなビルで、こんなところで働ける私はもうオフィスガールだ。オフィスラブもあるかもしれない。 かなりの人が今日から働くらしく、受付には長蛇の列が出来ており、それぞれ各部屋に割り振られていった。 やっと自分の番がきて言われた部屋に行く。そこに女神がいた。 学校の教室くらいの広さの白い部屋に、白い長机と白いソファーが並んでいた。 もうほとんどの人が集まっているのか、ソファーはかなり埋まっていた。 女神の隣はまだ開いているし、顔馴染みのよしみだと隣に座る事にする。 改めて周りを見渡してみる。 やはり男性が9割といったところだろうか。 女性もいるが、こう言っちゃなんだけど、オタクって感じが多い。 そのヒラヒラのお姫様みたいな服は一体何処で手に入れたんだ?いやそれ以前にそれがオフィスビルに来る服装か? 憐れみの視線を送り続けていると、偉い人っぽい人がきた。 スーツで首から社員証提げてるから、そう思っただけなんだけど。
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