case1-3 脇屋霞の秘密

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「モモ…黙ろうか?」 委員長の笑顔は絶対零度だな…あのちっちぇ委員が凍りついてらぁ。 やっぱスゲェなトップ張るだけあんだなぁ… 深い深いため息の後… 「被害者は…合意ではなかった…で良いんだな。」 委員長の眼差しは疲れ切っていた。 俺と脇屋は無言で頷いた。 「わかった。こちらでは、強姦事件として報告し、学園から然るべき処罰が下されるまで、対象となる生徒は停学処分とする。」 委員長は裁決を下しこの場は終了となった。 その後…別室で必要書類に書き込みをして…これがかなり面倒な作業だった。 掻き終わった頃には、二時限目の終わり近かった。 「ご苦労だったな…以上を持ってこの件は終了だ。 学園側としても施錠の再確認と鍵の付け替えを行うとのことだった。 3日ほどで終了するのだが…。」 風紀委員長…書物していた俺らより疲れ切ってる気がする…。 深い深いため息の後 「被害者にはその間、練習を休むように伝えてくれ。」 その言葉に脇屋はコクンと頷いた。
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