プロローグ

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俺は山田真嘉、25歳福岡出身 特に才能もなく目立つ長所も短所もない普通奴である なぜ会社を辞めたかは自分でもよくわからない、会社の人達には良くしてもらい得意先の人達も飲みに誘ってもらったり仕事もそれなりにはこなしてた。 同僚と言うより同期の年下や同い年の先輩とは友達レベルに仲良かったし辞める理由がない… でも俺は辞表をだした。 仕事を辞めて1週間 目覚めると夕方の17時だった 今月までに会社の寮をでなければならない、タイムリミットは残り2週間 「まだ寝れるっちゃ」 っと動く気はない、仕事も決めず住む場所すら決めてないのに寝ようとしたその時 「チャッス!山田さん自分も仕事辞めたんっすよ!」 コイツは鳥居幹史、同期入社の年下君だ、しっかりしてるがたまに天然なのが傷である 「馬鹿なの?」 俺は意味がわからなかった 「ちゃうんっすよ!チャーンっすチャーンッスヨ」 関西弁は難しい何がチャンスなのか意味がわらない 最近知ったが、違うんですよってことだったのか関西人に謝れよ鳥居! 自分の家系は自営業に向いてるので辞めましたなどほざいてる。 興味がないしそれ以上のは追求しない てなわけで今日から俺と鳥居は終わりが見えない夏休みに突入と言う訳なのですよ。 「っで何?」 とりあえず用件を聞いとく 「あっ!松尾さんと嫁ちゃんが飲みに行こーって言ってましたよ」 松尾さん…まっつんと嫁ちゃんが送別会を開いてくれるらしい まっつんは先輩だが同い年の人である、嫁ちゃんはまっつんの彼女あだ名がなぜか嫁ちゃん 「行くっ!」 すぐに準備にとりかかった 飲み屋に着くとまっつんと嫁ちゃんが先に待ってた 飲み始めて1時間 「せっかくできた友達がぁあ…」 まっつんは彼女いるのに友達がいない矛盾したボッチさんだ会社でもプライベートでも俺ら以外に遊ぶ人はいないようだ ポジティブに見えてかなりネガティブ、嫁ちゃんや俺達と遊ぶ時以外は部屋に引きこもってる。 「仕方ないやんか!」 っと嫁ちゃんが一喝 嫁ちゃんはしっかり者で優等生タイプでもなんかお子様みたいな娘だ、なぜまっつんと付き合ってるのか不思議な娘である 鳥居がいきなり今日はオールしましょうよと言い出した明日はみんな休みだから大丈夫らしい俺と鳥居はずっと休みだけど… そんなこんなで食べて飲んで馬鹿言って楽しんでた。
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