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約1時間程前
「山田さん起きんっすやん!とりあえず先行きましょ」
「まぁ山田ならすぐ追いつくやろこの無線GPSついてるしな」
木が邪魔でこれ以上は車で進めないため徒歩での移動となった
残りは大体3kmくらいまっつんの千里眼は障害物があるとその先は見えない、とりあえず近くの木に登り迷宮の方角を見るとピラミッドがあるではないか恐らくあれが迷宮の入り口だろう、後ゴーレムらしき魔物が見えたがミキシに言うと面倒なので言わない事にした
しかも他の冒険者と戦闘中っぽかったので倒してくれてたらありがたいからだ
「魔物の気配あるのに全然襲ってきませんやんオモロないっすわぁ」
「そりゃ気配と魔力遮断してるからなぁ」
ミキシはありえないでしょみたいな顔をしてまっつんを見る
ミキシは戦って冒険したいスタイルらしいがまっつんは不要な戦いは避けたいタイプだ
「大丈夫やって迷宮着いたら嫌でも戦わなあかんねんから」
ミキシは不満気だったが渋々了解した
魔物にも出会わなかったのですぐに到着
ゴーレムはまだ他の冒険者と戦闘中だった、パーティーはほぼ全滅、残り1人は恐らくここのリーダーだろう
ゴーレムの攻撃をギリギリで回避し隙ができたら攻撃、悪くはないが火力が足りなさ過ぎる
「キター!ちょっと自分行ってきます」
まっつんの返事も待たずに行ってしまうミキシ、まっつんはこの脳筋がっと軽く舌打ちをした
「おっさん俺と代わってや」
っとゴーレムを殴って吹き飛ばした
冒険者はそろそろ限界だった為ミキシに譲ってくれていた
ミキシと代わった冒険者はまっつん達を見つけこっちに来た
「あの子を手助けしなくていいのかい?」
「大丈夫あいつが手伝ってくれってお願いしたら考えてあげるつもりやから、嫁ちゃんこのおっさんの手当てしてあげたら?」
「それはありがたい!」
嫁ちゃんの魔法っと言うより匂いで回復したおっさん
仲間の回復は?っと聞いたが
あれはたまたまパーティーを組んだだけらしい、しかももう死んでる
「松尾さーん!コイツめっちゃ強いっすよ!」
そんなこと言いながら楽しく殴り合いをしてるミキシ…
お互いにダメージはないようだ
そこでミキシは全力で拳を振り抜いた、流石にゴーレムの頭が吹き飛んだが、すぐさま再生…もう一発打ち込むが次は吹き飛ばない
恐らく再生すればするほど硬くなるのだろう
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