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「勇者マカよ世界を救ってくれるな?」
なんか今どえらいこと言われよるばい、目の前のヒゲモジャの王らしき人物じゃなくて王様やね
なぜこんな状況になったかと言うと…
今から半年前まで遡る…
半年前…俺達は車ごとこの世界に飛ばされてきた
俺にとっては数分の出来事であったし神さまっぽい奴には言われてたし状況把握は早かった。
「ホホゥ…」
っと見渡す限りの草原を見て1人頷く
そこでまっつんが目覚める
「えっ?!えっ?え?俺死んだんか?マジかーーー!!」
「まっつん、落ち着いてよ」
まっつんは叫んだ後助手席でうずくまる
しかし思い出したかのように寝てる鳥居の胸倉を掴んだ
「お前がハンドル切ったからじゃー!」
まっつんの攻撃
高速の手の平が鳥居を襲う
だがしかし!鳥居は起きない
更にその手の平を往復させる
まっつんは往復ビンタを繰り出した
車内にはパンパンパンと音が鳴り響く、どうやら春のパン祭りのようだ
「パンッパパン朝はパン♪」
そんなこと言ってると鳥居は目覚めたようだ
「こ、ここは?松尾さんどうしたんすか?」
「まだわからんのかー!」
そこで鳥居は今の状況に気付いた
まっつんに怒鳴られながら状況整理…ある意味凄いわ
「松尾さんがハンドル切れって行ったんじゃないっすか!だから切ったんすよ!だからノーカン!自分は悪ないっすわ!あれは事故やからノーカン!」
確かに鳥居を攻めても仕方がないあれは事故やったしね
まっつんも渋々諦める
そしてボッチの至高なる体勢その名も体育座り!
まっつんはいじけたようだ
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