エピローグ

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「はあ?」 「まだ、周りの人たち動いてません。  さあ、そこら中の人の手を握ってみてくださいっ。  その顔でっ!」 「この間から思ってたんだが。  事件呼んでんの、俺じゃなくて、お前じゃないのか」  さあ、早く、と亮灯に手を握られる。  その手からは、どんな罪も重い心も流れて来ず、少し笑って、立ち上がった。 「しょうがねえなー、もう。  ほら、行くぞ。  ーー深鈴」                                 了
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