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レンジ「なぜ僕の名前を?」
Mr.X「ふふっ。知っているよ、君のことならなんでも。とりあえず私のことはMr.Xとでも呼んでくれたまえ」
レンジ「ここはどこなんだ?。なぜ僕がこんなところに?」
Mr.X「君がいるところは無人島でね、君の他にも8名ほどの参加者がいる。そしてこの島の周りは潮の動きが複雑で激しくて脱出するならヘリでも使わないと無理だ。だが安心したまえ、君たちが存分にこのゲームを楽しめるようにするため定期的に食料を送らせてもらおう」
レンジ「ゲーム?」
Mr.X「君たちの所持品は携帯電話を含めて全て回収させてもらったから自力で助けを呼ぶこともできない。ちなみにこの携帯は私と同じ参加者としか繋がらない仕様になってる。だけど僕は優しいからね、君たち9人のうち生き残った一人だけなら助けてあげよう」
レンジ「まさか…」
脱出もできなく、行く当てもない無人島。現代社会と切り離された特殊な空間。定期的に送られてくる食料。
レンジの頭にこの状況に対する一つの結論が浮かんだ。
レンジ「それってつまり…」
Mr.X「ふっふっ、ようやく気がついたかね?。そう、君たちはここで殺し合いを…」
レンジ「つまり養ってくれるってことですね?」
Mr.X「………は?」
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