教室の戸をあけたら、そこには

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 教室の戸をあけたら、そこには『あ、どーも。こんにちは。宇宙人ですー。最近、涼しくなりましたね』気さくに話かけてくる宇宙人がいた。  自称、宇宙人かとも思ったが、よく見たら肌は、銀色。頭は、丸く手足は、短い。胴体だけは、以上に長い。なぜか本物の宇宙人がそこに立っていた。 『うわぁぁぁぁ!』  僕は、走って教室から、抜け出した。  後ろから声が聞こえてくる。 『何で逃げるんですかー。待ってくださいよー』  後ろを振り返って見ると宇宙人が小走りで僕を追いかけてくる。 『うわぁぁぁぁ!』  大声をだしながら、僕は、慌てて起き上がった。  そこで、初めて自分の部屋のベッドで横になって寝ていたことに気づいた。  なんだ。夢だったのかと心の内で安堵した。 『あ、どーも。おはようございますー。おじゃましてますー。何で逃げるんですかー』  まだ、夢は、覚めていないようだった。
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