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今までずっとそれを知るのが怖かった。
でもちゃんと向き合わなければ、いつまでも今のような関係が続いてしまう。
仁が他の女を抱くなんて、もう嫌!
はっきりさせて浮気をやめてほしい。
そうは思いながらも、頭の中には『別れ』という言葉もちらついていて、
──今この瞬間にも別れを告げられるかもしれないんだ。
そう思うと怖くてたまらなくなって、ずっと仁の瞳を真っ直ぐに見ていたのに、ふいっとそらしてしまった。
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