俺、狙われてます

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驚いた祐実と歩は見つめ合った。 『祐実は銀狐の神様、歩は金狐の神様…2人の神様が力を合わせれば銀と金の剣が出現するはず』 天狐は祐実と歩に近づき肩に触れた。 祐実と歩は無言のまま天狐を見つめた。 『これでやっと休める…』 『え…』 歩は消えていく天狐の腕を掴んだ。 『どうやったら金の力が目覚めるんですか、教えてください』 『歩、恋をしなさい』 『それだけですか』 天狐は歩の手から逃れ天空に帰っていった。 祐実とコウは焦る歩の姿に心配そうな顔で見つめた。 『歩、ちょっと良いか』 コウは歩の腕を掴み部屋を出るとコウの部屋に入っていった。 『どうしたんだよ急に…』 『早く力を手に入れたいと焦ってるんじゃないのか、父親が目覚めたから』 『…焦ってなんか…』 『嘘だ…俺にはわかる』 『……』 コウに見つめられ歩は目をそらした。 『焦ったって力は目覚めないぞ』 『…うん…』 『歩…』 コウは歩の顔を掴み向かせると口づけを交わした。 歩はコウの激しい口づけに立ってられずコウの腕を掴んだ。 その後、唇が離れコウは歩を抱きかかえたままベットに運びゆっくり下ろした。 歩は服を脱ぎ全裸になるコウを火照った顔で見つめた。 『歩…』 『……』 歩はドキドキしながら体を倒した。 コウは歩の体に手で触れながらお尻に到着すると指をお尻の穴に入れた。 『んん…』 『歩…歩…』 『……』 お尻の穴に指を入れられたまま耳元でコウに名前を呼ばれ歩のドキドキは更に高鳴った。 『コウ…』 『そろそろ良いかもな』 お尻の穴に入れている指を抜くとコウは大事な部分を歩のお尻の穴に入れ腰を揺らした。 『ああ…』 歩はコウの愛撫に感じ喘ぎ声を出した。 『歩、愛してる』 激しく体を重ねコウと歩は息があれコウは歩の体の上に重なった。 『はぁ…はぁ…はぁ…』 『歩…まだ返事を聞いてない…俺の妻になってくれるか』 体を起こし歩を見つめた。 歩も体を起こしコウを見つめながら『俺で良いならコウの妻になります』と返事をした。 『ありがとう、歩』 コウは歩を抱き締めた。 『早く服を着て皆のところに戻らないと変に思うよね』 『もう少しこのままで』 コウは更にギュッと歩を抱き締めた。
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