俺、狙われてます

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その後、光太は全裸のままグレンの腕の中で再び眠りについた。 20分後、目を覚ました光太は軍服に着替え始めた。 『体、大丈夫か』 『大丈夫だ、気にするな』 『けど…20分も…』 『20分もお前の可愛い寝顔を見れて良かったよ』 『…何…言って…』 光太は頬を赤らめた。 同じ頃、歩はコウの腕の中で眠っていた。 『歩…辛いよな…』 コウは歩の頬に触れながら言った。 『うう~ん…』 歩は眠ったまま体を動かした。 それから暫くして祐実とブラッディが部屋に入ってきた。 『歩は…まだ寝てるのね』 『ちょうどいい、祐実とも話したんだが…戦いが終わるまでコウ、歩君を家から出さないように見張っててくれないか』 『歩を家に閉じ込めておくのか』 『光太君と戦うの歩には辛すぎる』 祐実は膝をつき歩の左手首にはめている金の玉のブレスレットを外し立ち上がった。 『祐実さん、なぜブレスレットを』 『ブレスレットがなければ力が使えない』 祐実は歩の金の玉のブレスレットを自分の左手首にはめた。 『コウ、歩さんが寝ている間に家に連れていけ…戦いが終わるまでここに戻ってくるなよ』 ブラッディはコウを見た。 コウは歩を抱きかかえながら立ち上がると『2人を助けられるなら助けてやってくれ歩のために』と言ってコウはブラッディと祐実を見た。 『……』 『わかった、助けられるなら助ける』 言わない祐実の代わりにブラッディが言った。 『頼むな…』 コウは歩を抱きかかえたままその場から消え歩の家に行った。 『祐実』 ブラッディは祐実を引き寄せ抱き締めた。 『どうしたんだ』 『もしかしたら祐実を抱き締めることが出来ないかもしれないから』 『そんな縁起でもないこと言うなよ』 祐実は弱気のブラッディを怒った。 その時、金狐の神と銀狐の神が現れた。 ブラッディと祐実は突然の金狐の神と銀狐の神の出現に驚いた。 『どうして金狐と銀狐の神がここへ』 『お前達の手伝いに来たんだ』 金狐の神が答えた。 『祐実、歩のためにグレンと光太を助けたいんだろ』 『はい、助けられるなら助けたいです』 銀狐の神の言葉に祐実は答えた。 『祐実、ブラッディ、お前達に俺達の力を与えよう』 金狐の神と銀狐の神は金と銀の剣を出現させ祐実に差し出した。
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