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『祐実…』
ブラッディは祐実を追いかけ腕を掴むと祐実を引き寄せ抱き締めた。
『俺の体は汚れてるから離して』
『嫌だ、離さない』
ブラッディは祐実を部屋に連れていき口づけをしながら倒した。
『ブラッディ…』
『忘れさせてやる』
ブラッディは祐実の衣服を脱がせながら体を重ねた。
『ああ…ブラッディ…』
祐実はブラッディの愛撫に乱れ気を失うまでブラッディに抱かれた。
その頃、ユウトはベットに座って祐実に殴られた口元をタオルで冷やしていた。
『兄貴、どうしたんだその顔』
『ユウト…大丈夫…』
柚子はユウトに近づき口元に触れた。
『大丈夫だ…』
『タオル、水に濡らして来るから貸して』
『あぁ』
ユウトは柚子にタオルを渡し柚子は部屋を出て行った。
『あの男はどうしたんだ』
透が口を開いた。
『俺の顔を殴って消えたよ』
『消えた…』
『あぁ…あの男を抱いてたら金と銀の玉が現れて俺を突き飛ばしたんだ、そして消える前に俺は顔を殴られ男は消えていったよ』
『主の危機を察知して助けたんだな』
『そうだろうな』
『……』
水に濡れたタオルを持って現れた柚子はユウトに近づいた。
『ありがとう』
ユウトは手を差し出した。
『……』
『柚子、タオル…柚子…』
『あの男の人を抱いたの…男のあの人を…』
『話し聞いてたのか』
『…最低!…』
柚子はタオルをユウトの顔に投げつけ部屋を出て行った。
『どうしたんだ柚子のやつ』
ユウトはタオルで口元を冷やし始めた。
『兄貴…』
『何だ…』
『何でもない、神社を探しに行ってくる』
透は部屋を出て行った。
ユウトはベットに倒れ天井を見つめながら『男なのに良い体だったな』と言いながら祐実を抱いた光景を思い出した。
その頃、祐実はブラッディに寄り添いながら眠っていた。
『……』
『……』
ブラッディは寝ている祐実の頬に触れながら険しい顔になった。
そしてブラッディは祐実を起こさないように床に寝かせ巫女の服を体にかけた。
『すぐ戻るから、神社から出るなよ』
祐実の耳元で囁くとブラッディは祐実の頬に口づけをし部屋を出て行った。
『歩とコウに頼んどくか』
ブラッディはその場から消え歩の家に行くと抱き合っている歩とコウに声をかけた。
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