第1章

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帰るなり玄関に走ってくる足音が聞こえ 「ひさぁ~おかえり~~!!!」 そう言いながら僕の前に走ってきたのは母親だった。それに続いて父親も来た。 「遅かったなぁ~ご飯食べるぞぉ!」 昔から親バカというか僕の事になるとなんでも大袈裟にやろうとする人達だった。 僕はご飯が用意されているテーブルの前に座った。 座るなり両親もすぐに座りこう言った。 「ヒサ。卒業おめでとう。いつまでもママの自慢の息子でいてね」 「卒業おめでとう。立派になったな。」 僕は涙が出た。 素直に嬉しく真っ直ぐな両親の言葉に感情を隠せなかった。 「ありがとう。お母さんお父さん。」 泣きながらそう言った。 しばらくして涙は止まり。 ご飯を口にした。僕は美味しいと素直に口にしていた。 ご飯を食べ終わり寝る準備を済ませ部屋に入った。 その日はすぐに寝た。 あっという間に春休みが終わりこの日は高校の入学式。 いつも通り佳哉が家の前に立っていた。 いつも通り家を出た。 高校に向かい、歩きながらたわいも無い会話をした。 すぐに高校につき、皆の姿があった。 変わらずの面々に 心の隅では安心している自分もいた。 中学の頃とはあまり変わらず一週間が過ぎた
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