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「食事は何時頃がよろしいですか?」
「そうだな……七時頃にお願いしようか」
「かしこまりました。
では、
七時にこの部屋までお持ちします。
どうぞ、
ごゆっくりおくつろぎください」
そう言って、
俺はおっさんの泊まる部屋から出た。
この宿屋、
オーナーとその母親と俺、
という人数の少なさから、
やる事が沢山あるんだよな。
オーナーの母親……シューさんは基本フロント、
オーナーのザックさんは宿屋の裏方が主な仕事。
となると、
必然的に俺が客の案内をしたり掃除をしたりと忙しい。
勇者が泊まった時、
よく二人で回せてたなと思う。
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