第1章「日常」

11/47
前へ
/389ページ
次へ
「ありがとうございます、 ダズさん」 この人は魚屋のダズさん。 基本的には漁師なんだけど、 気まぐれで店に出てみたりしている。 ダズさんはザックさんと幼なじみらしく、 いつもこうして良い魚を分けてくれる。 本当、 ありがたい。 今日はこれで刺身を作ろうか……と思いながらゴンドラを次の目的地へと動かした。 最中、 ついでにじいさんから貰った能力を使って昼過ぎに来た剣士の様子を見る。 動物とか生き物全般はもちろん、 ロボットとかの無機物も、 自分が会ったのならいつでも見えるという訳だ。 いや、 プライバシーとかちょっと悪く思うけど、 どうしても気になって。 .
/389ページ

最初のコメントを投稿しよう!

20人が本棚に入れています
本棚に追加