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依存症。
男や恋愛に依存していると自分で気付いたのは、二十五歳。
徹平と付き合ってる時だった。
ひとつ年下の徹平とは、人数合わせの為、職場の同僚に、無理矢理参加させられた合コンで出会った。
身長170㎝のすらっとした細身体型。
白い少しくたっとしたシャツに、胸元で揺れるクロムハーツのペンダントがとても似合っていた。
茶色い柔らかな髪に、左耳には小さなダイヤのピアス。
幼さが残る顔と対照的な低いセクシーな声。
一番人気だったはずなのに、帰り際、徹平が選んだのはアタシだった。
誘われるままホテルへ行き、アタシ達は結ばれた。
真っ暗な部屋の中で、わずかな月明かりと、お互いの呼吸だけを頼りに、求められるまま、何度も、何度も肌を合わせた。
吸い付くような感触。
抱き合うだけで、安心する柔らかな肌の感触は、徹平が初めてだった。
アタシは、徹平に溺れた。
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