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「なんで、いつもそうやって電気を消すの? 俺は雪乃の全部を見たいのに」 何度目かの夜、アタシの髪を撫でながら徹平が呟いた。 「それは・・・・」 「恥ずかしい?」 「うん・・・・」 「大丈夫。俺がちゃんとリードするから」 「いや・・・そうじゃなくて・・・・」 「ん?」 「・・・・お腹のとこに、消えないアザがあるから・・・・それを見せたら徹平に嫌われると思って・・・・」 「大丈夫! そんな事で嫌いになったりしない。」 「本当?」 「本当!」 スーーーー・・・・・ 深呼吸をひとつした後、緊張と怖さの入り交じった感情の中、電気を付けた。 もう、これで終わるかもしれない。 覚悟をし、唇をギュッと噛んだ。
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