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その言葉は純粋に嬉しかった。
でもそれ以上に不安である。
信哉とレイと一緒にいたいと思えば思うほどに、不安は大きくなる。
私は信哉とレイとは違うのだから。
でも、今だけはそれは考えないでいよう。
少しで良い、幸せを感じたいから。
*
「戻ったぞ」
俺は校長から許可を貰い部屋に戻ってきた。
「戻ってきましたか。大丈夫でしたか?」
レイとクザは紅茶を飲んで話をしていた。
「ああ、クザー書類にサインして。そしたら君も俺達と同じ生徒だ」
「ありがとうございます」
俺は書類を渡すとクザは嬉しそうに受け取った。
クザは正直に美人で胸もすごい、そんな子に笑顔でお礼を言われると和む。
その後、クザはサインを書き終え。校長先生に提出し、無事に生徒になったのであった。
そして、クザ編入当日。
「新しく我が校の生徒になったグザ・ファンだ」
「グザ・ファンです。わからない事だらけですが、どうか皆さん仲良くしてください」
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