第1章

11/22
前へ
/22ページ
次へ
末っ子のセイプクチン(5)♀が行きたいとせがむので、下校途中で拾ったブチ切れズボン(10)♀と総勢3人で西区旧黒埼町のみどりと森の運動公園に行ってきました。 子供らは勝手に遊びます。よその子供との距離感をはかりながら自分がどうしたいのか、考えたり、伝えたり、飲み込んだり、たまには悔しい思いをする事もあるかもしれません。 人生はジャムセッションと見つけたり。 僕は自他共に認める育メンですのでこうして遠巻きに見守りながらベンチでハーモニカを吹きます。ミニー・リパートンがオリジナルのこの曲 Lovin'you 時折、新幹線が高架を通り過ぎます。 子連れでクロマチックハーモニカを吹くパパがどれほどいるか分かりませんが、今キャッキャと遊んでいる子供たちの目にはこの音が、この光景がどう映って、どう記憶に残るかもちろん確かめようはないけれど、楽しみにしています。うちの子も、よその子も、です。公園でハーモニカを吹く人はたまにはいるものだ。いろんな人がいていいのだ。 そんな大人になってくれたら嬉しいです。 今日はママと二人の姉妹と言うパターンが多いようです。4家族がそれぞれバラバラに好き勝手に遊んでいます。よく公園デビューなんていい方をする様ですが誰かボスのママがいてまず真っ先に挨拶に伺わなきゃいけないとか、そんなローカルルールはないようです。あってもぶっちぎりますが。 セイプクチンが登ったはいいけれど、降りられなくなったとアピールしているようです。 「自分で考えて降りな」 とだけ言っておきました。こっちの家族が帰ったと思ったらまた新しく別な家族がやってきます。さあ、帰ってご飯だ。おーい帰るよ。 また明日。
/22ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加