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ユウガ「ねぇっ!!秋!!待ってってば!!!」
アキト「うるせぇ付いてくんな!!!」
ユウガ「嫌だ!!もうっ!秋人!!止まって!!!」
俺よりも足の速い侑駕に捕まるのなんか当たり前で。
あっという間に腕を掴まれた。
ユウガ「はぁっ…はぁっ…秋…。」
侑駕が眉尻を下げてこっちを見ているのが、顔を逸らしていてもわかる。
何でお前がそんな顔してんの…。
アキト「何なのあいつ…意味わかんねぇ…。」
ユウガ「秋…。」
なんで俺はあんな奴にキスされなきゃなんねぇの…?
しかもあそこ教室だぞ?
違うところだったら許してたとかそんなんじゃねぇけど、せめて場所とか考えらんねぇわけ?
大体なんで急にキスとかしてくんだよ、ほんと意味わかんねぇ。
アキト「…呆れて物も言えねぇってこーゆーことなんだな笑」
ユウガ「っ…!」
なんかもう怒り通り越して笑いしか出てこねぇわ…w
ユウガ「…秋人ちょっとこっち来て。」
アキト「は?ちょ、おい!どこ…。」
ユウガ「いいから。」
急に侑駕に腕を引っ張られて連れていかれたのは空き教室。
多分授業でほぼ使われていないんだろう、机などにホコリが少し被っていた。
アキト「なんだよ、こんなとこまで連れてきて。」
ユウガ「……。」
アキト「!?ちょ、おい、急にどうしたんだよ!」
教室に入った途端、侑駕に下からじっと顔を見られたと思ったら、何を思ったのか何故か俺は侑駕にそのまま抱きしめられた。
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