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ユウガ「あーきとっ!おはよー。」
俺の背後から挨拶をするこいつは、佐伯侑駕。
俺の唯一と言っていい友人。
アキト「...はよ。てか侑駕、近い。」
振り向いたら、目の前に侑駕の顔があって若干びびった。
ユウガ「あれ、あんま反応なかった。やっぱちゅーしちゃえば良かったかな?」
はぁ、こいつとは付き合い長いけど、いまだに理解できねぇな。
黙ってればほんと顔だけはカッコいいのに...。
勿体ねぇ……。
ユウガ「秋?あ、もしかして待ってる?したげよっか。」
アキト「ふざけんな。」
ユウガ「あはは、冗談冗談。今日もかわいいね、絶好調。」
はぁ、ほんと何なんだこいつ。
男相手にかわいいとか意味分かんねぇし。
ユウガ「あ、やば。また教科書忘れた。」
アキト「はぁ?また?」
ユウガ「うん、ごめん。見せて?」
両手をあわせ、此方を伺う侑駕。
こいつの本性を知ってるから、わざとやってんじゃないかと思ってしまう。
アキト「......はぁ、まあ別に減るもんでもねぇしいいけど。」
ユウガ「やった。ありがと、秋。」
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