第1章

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教室の戸を開けたら、そこにはいつもの光景が広がっている予定だった。 教室には椅子と机が並び、窓からは陽が射している。 だが、教室には誰ひとりいなかった。 時刻は8時丁度である。 あれ?と思いつつ、桃子は携帯電話の画面を確認した。 そして、電源をつけてすぐ桃子は固まった。 学校へ来て何か静かだなと感じた。 でも、気にすることはなかった。 みんな部活だろうなんて事を考えていた。 桃子は踵を返し、家に帰った。 携帯電話には"土曜日"と表示されていたから。
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