オープニング

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オープニング

橘遥香は18歳で結婚して娘の千春を出産したが、十年前に旦那の光彦さんを交通事故で喪った。 残されたのは、二歳の娘千春。と旦那が残した生命保険。 それに事故を起こした加害者からの見舞金。 事故は、見遠しの悪いカーブで起こった。雨の降る夜帰宅途中の出会いかしら、相手も事故で死亡。 警察の事故原因調査では、お互いの前方不注意と成り、落ち度は半々。 橘遥香は、旦那の生命保険を元に兼ねてからの夢だったお花屋を開業した。 アルバイトを雇って運営しながら、娘を中学生に成る現在まで育て上げた。
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