448人が本棚に入れています
本棚に追加
曳野にもっと近づきたいウサミミは考えた。
『そうだ! ここで鉄道に興味を示して、私も一緒に行きたいと言ってみたら、所長は喜ぶかも』
ウサミミは曳野に頼んだ。
「私もそれに乗りたいです」
今までのウサミミではありえない意外な申し出に曳野は驚いた。
「え? ただのローカル線だよ」
「ローカル線でもいいです」
曳野と一緒に出掛けることが目的だから、ローカル線だろうが、特急だろうが、ウサミミには関係ない。
最初のコメントを投稿しよう!