第1章

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教室の戸を開けたら、そこには… 「…だめだ。何も思いつかないや」 僕は今初めて小説というものを書いている。 いや、書こうとしている。 理由は今受けてる授業が暇すぎて寝ちゃいそうだから。 いわゆる暇つぶしかな? 『教室の戸を開けたら、そこには』から書き始めて一番面白い話だった人が優勝。 いつの間にかクラス全員が小説を書いていた。 うちのクラスノリだけはいいんだよな…。 まあ授業中にこんなんだから一番馬鹿なクラスって呼ばれるんだよ。 でも今は授業よりも小説考えなきゃ。 『教室の戸を開けたら、そこには大好きな子がいた』みたいな感じで恋愛系にしようか。 それとも 『教室の戸を開けたら、そこにはナイフを持った男が立っていた』みたいにホラー系でかこうか。 書き始めだけでもう10分も考えている。 こんなんじゃ50分の授業中に終わらないな…。 もう諦めて寝ちゃおっかな…そう思って周りと見ると意外とみんな起きてる。 どうせみんな小説書いてて授業なんて聞いてないんだろうけどね。 あ!いいこと思いついた! やっと書き始めれるよ… 教室の戸を開けたら、そこには… クラス全員が授業を受けずに小説を書いていた。
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