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 「わたしね、ずっとずっとあなたに会いたかったの。   もう、あまり時間も無いみたいだから...どう説明したらいいのか...」  そう言いながら、再び俺の顔を見た。  ずっと会いたかった?俺に?  俺は何も言えず、彼女の次の言葉を待った。  彼女は、何から話そうか考えている様に窓の外に目をやり空を見上げる。  しばらく考えた後、ゆっくりと話し始めた。  「実はね私、昨日まで孫が5人もいるお婆ちゃんだったんだよ。   私の名前は......安本園子(やすもと そのこ)」  
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