第1章

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「前の扉はちゃんと鍵が閉まってるけど後ろは開いてるでしょ?用務員の人、多分確認の為に少しだけ教室覗くと思うけど、後ろの扉からだと教壇の下は死角になるから見えない。それに、暗いしね」 「そうしよう」 この一瞬でよくそこまで思い付く。 感心してる場合ではないが、単純にそう思った。 何も考えたくなかったし、ここまできたらもう、彼女に従う以外の選択肢は無かった。 僕は扉を閉め、教壇の下へと潜った。
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