第1章
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狭い。 当たり前だ。こんな所、一人でも窮屈なのに、二人も入っているとなると狭いに決まっている。 頭が固い教壇に当たって痛いし、手は柔らかい………柔らかかった。 柔らかい何かに当たっていた。 彼女は、何も言わなかった。 それもそうだろう。この状況は、声を出せない。出してはいけないのだ。 かつ、かつ、かつ。 足音がこの教室の前で止まった。 僕は彼女に触れている手で、その柔らかい何かを、弄った。
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