水戸さんの好きな人。

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「え…あ、昨日は行っていません。」 「どうしてですか?まだ彼のことが――」 「彼は……関係ありません。」 そう、関係ない。 水戸さんが専務のことを好きだと思っていたから食事にはいかなかった。 だけど家で寛いでいる時本当はインターホンが鳴った。 恐る恐るインターホンに出ると葛城部長で… 今まで私の部屋になんか来たことなかったのに―― 『会って話がしたい。』 そうインターホン越しで言われたけど何も答えられなかった。 だってまた家に帰ったら奥さんが待っているんでしょう?
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