水戸さんの好きな人。

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ずっと沈黙していたら帰っていったけど もう来ないでって言えない自分が嫌だ。 どうして私はこんなにも弱くなってしまったのだろう…? 「アルバム…」 中学校のアルバムを広げると自分が知っているあの頃の専務がいる。 「ほくろの位置だけは変わらないな。」 あの頃の私はいつも一番を目指していて努力していた。 勉強もかけっこも、学校でも家でも血がにじむような努力して頑張っていたのに――
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