涙のワケ

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「……そうでしょうか?」 「は?」 「ほら…あそこ。」 若松に言われてブラインドの隙間から覗いてみるとさっきの野郎…違った葛木部長と雪乃が話をしていた。 「同じ部署なら話だってするだろ。」 「そうではなくて…よく雪乃さんの表情を見てください。」 「ん?」 下を向きながらも頬を赤く染めて嬉しそうに話している雪乃がいる。
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